選挙に行こう!!
11月8日(日)は衆議院選挙です。
ま、ワタクシ、今まで生きてて2回しか選挙行ったことが無い、ばりばりの無党派層なんですが...(笑)
今度は、もしかすると、世の中変える選挙になるかもしれないということで、投票に行ってみたいと思っております。
皆さんも是非、各党のマニフェストなぞ読んで真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
別に何党を支持しろとは言いませんけど、例えば、アメリカの大統領選挙で、もしも千数百票差で破れた民主党の候補が大統領になってたら(ところで民主党の大統領候補って誰だったっけ??)9.11のテロも、その後のアフガン戦争もイラク戦争も無かったであろうことを考えると、1票の重みというものがどれほどのものか?というのが、もの凄い実感として感じる今日この頃です。
先日、堺屋太一の「日本を創った12人」という本を読み返していたのだけど、第二次世界大戦の前の内閣総理大臣、近衛文麿は、美男で大変人気な総理大臣だったけれど、美辞麗句を並べる空疎なキャッチフレーズを並べるだけで、実際の政治は部下にまかせて、結局、日中戦争や国家総動員法や日独伊の3国同盟などを結んだあげく、第二次世界大戦に突入せざるを得ないところまで行って内閣を辞めたらしい。
この近衛文麿は戦争責任がものすごく大きいであろうにも関わらず、戦後も相変わらず人気があったらしい。
今みたいに激動の時代を引っ張っていくには、こういう見てくれの良い上品な他人まかせの人が代表になると困るみたいなことを書いてあって、ふーん、そんなものか?と思っていたのだけれど、
この近衛文麿は誰かにヒジョーに良く似ていないか??
そういえば、堺屋太一は、小泉内閣発足当時の経済企画庁長官かなんかをやってなかったけ??
いつの間にか内閣を抜けているところを見ると、「見切った」みたいですねー。
小泉くんは、人間としては嫌いでは無いのだけど、論理がおかしくてやっかいだ。
「大量破壊兵器が見つからないからといって、大量破壊兵器が無かった証拠にはならない。
フセインが見つからないからといって、フセインが居なかったことになりますか??」
だって、これは完全な論理のすり替えだ。
フセインは確かに実在しているのが行方をくらましているのに対して、大量破壊兵器は、そもそもあるのかわからないものだ。
それに一番重要な問題は、確かな証拠もないのに、相手の国に戦争を仕掛けたことを正当化したことで、「こんなことを許したら何でも出来る」ということなのだ。
これを個人に当てはめて考えてみれば、どれほど無茶苦茶なことをしているかが解る。
それは、例えば、僕のことを気にくわないから「原爆作ってる」という嘘をでっちあげて、家に爆弾を落とすということを正当化しているということですよ!!
これは、どんな社会であっても、国際法であっても、全く許される行為では無いと思います。
こういうことをやってた人はいますよ。ヒトラーとかスターリンとか毛沢東とか...
こういう無茶苦茶なことを日本の首相が発言しているのに支持している人が50%もいるんですよ!!
おかしいとは思いませんか??
森前首相の支持率は5%前後でしたが、小泉くんは森派の子分であるわけで、自分の子分に首相の座を譲ったら支持率が80%になっちゃったんですよねー!!論理的に考えてそんなのおかしいと思いませんか??
そういうことに対してまともな疑問をぶつける人がほとんど居なかったことに対して、僕はとても残念に感じています。
僕は、小泉フィーバーの時から、この人は軍属だから、人気が出るとやっかいだと思っていました。
それから、ちなみに森前首相の最近の発言には、こういうものがあります。
「子供を産まない女性に年金を支払う必要なんて無いんだよ」
ちょっと待った、それは、どういうことでしょうか??
年金は子供を産む母親に対してだけ支払われるものだという認識なんでしょうか??
病気や事情で子供を産めない身体の女の人のことを考えたことがあるのでしょうか??
そもそも、男はどうなるのだ??子供は絶対産めないぞ!!
鈴木宗男なんかより、よっぽど彼等の方がおかしい発言を繰り返しています。
なのに、小泉くんと阿部幹事長が「ちょっといい男」だから支持するのでしょうか??
小泉内閣の中枢の人達は、無茶苦茶です。
なるほど、内閣の中には優秀な人もいそうですが、そんなのは、政権が変わっても連れてこれます!!
なぜ、今まで僕が選挙に2回しか行かなかったか??というと、政党の公約に対して全面的に賛成出来るところが無かったことと、個人としてたとえ組織の中にいても、組織をうち破るような個人の力が無い人には投票したく無かったということがあります。
ちなみに、今まで投票した2人というのは...
管直人(それも社民連の時代!なつかしー!!)その後厚生大臣として薬害エイズ問題などで、ばったばったと改革を実現して、自分の目が間違っていなかったことを確認。満足な選挙であった。(選挙区が変わったので、もう投票出来ませんけど...)
大橋巨泉(投票したにも関わらず直ぐ議員を辞めるサイテーな男。もう2度と投票しない。)
ま、確率5割というとこですけど...
管直人 首相 見てみたいですね。
人気は無いかもしれないけど、論理はしっかりしていると思います。
環境問題への取り組みと、非戦争への取り組みに期待です。
旧大蔵省主計局の人も管直人のやり方が一番やっかいだと発言していたのを何かで読んだことがあります。
(テリー伊藤のお笑い大蔵省極秘情報だ!!たぶん!!正しい情報なのか??ま、いいや笑)
改革とか言ってるけど、田中真紀子だろうが、誰だろうが、しっぽは握ってるから全然怖く無いのだそうだ。
今回の選挙は個人の資質を問うというより、トップの資質で考えるのが良いのではないでしょうか??
トップが、まともだと、ほとんどの場合、組織は甦ります。
それでは、また。
後日談
政権交代は成りませんでした。残念です。
小泉政権が承認されたということで、自衛隊のイラク派遣やら憲法改正やらが、このままずるずると起きてしまうのでしょうか??
でも、このことだけは、きっぱり言っておいた方が良いと思っています。
このままだと、日本はきっと間違った方向へ突き進んでしまうはずだ、と。
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今回は、選挙に対する準備が足りなかったけれど、次の参議院選では、必ず政権交代が起きるような、そんな準備を、我々有権者もするべきなのではないか?と
野党のマニフェストが不満なら、自分達で作っちゃえば、いいさ、マニフェスト。
こういう日本や、世界が欲しいというイメージと、どうしたらそれが実行出来るのか?一人一人が真剣に考えて、他者と議論したりすれば、きっと何かが根本的に変わったりするかもしれませんよ。
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僕も、選挙というものは、昔の人達が必死に獲得した権利だということを、今まで忘れていました。
政治とは、税金とは...僕等みんなが、互いの利益のために、共同で行った方が有利だから行うものです。
北欧などでは、皆が高い税金を払っていますが、そのことを不満に言う人は少ないと聞きます。
それは、その税金が、皆の生活に有利になるように使われていることを皆が解っていて、それを実行する仕組みがあるからです。
僕等からすると嘘みたいな話しですけど、考えてみれば、当然のことですよね。
我々の国のほうが、きっとどうかしているのです。
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民主主義がきちんと働くためには、個人がとても重要です。
個人が考える、実行する、責任を取る。
それが無ければ、世界が変わるはずがありません。
世界をちょっと良く変えたいですね。
それでは、また。
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by gento.m.a.t/INTERACTIVE WALLPAPER PROJECT
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