本当に優れた靴とは?

日本には、基本的に靴作りの伝統がない(ほら、昔は草履か下駄だったから)ので、海外のブランド名が付いていても、ライセンス生産のものは、大抵ちゃちいです。
どこが一番違うかというと、靴の内側とソールですね。
ライセンスのは、大体この部分がちゃちです。
今度、靴屋に行ったらよーく見てみましょう!!

ライセンスで作ってる靴は、外面が良いので一見すると立派に見えるのですが、靴の生命線は、実はソールと靴の内側なのです!!
ここが良くないと、疲れる、姿勢が悪くなる、壊れるの三重苦になってしまいます。
気を付けましょう!!


ポイント1,
底が平らな靴は歩くのに適さない。


バスケットシューズなんかがそうなのですが、底が平らな靴は歩くと疲れやすいです。姿勢も悪くなります。
それなのに、なぜバスケットシューズの底が平らなのか?といえば、バスケットシューズは歩くための靴では無く、バスケットをするために、わざと底を平らにして、圧力を分散して滑りにくくしているからなのです!!

決して歩くために開発されたわけではないんですよー!!
お間違えの無いように!!

でも、靴屋でも、なかなかそういうことは教えてくれないですよね。
そもそも、解ってるのかなー??店員。


人間がふつう立ったり歩いたりするのには、底が必ずアーチ型になっていなければなりません。
元々人間の骨格は、そのように出来ているのです!!
そして靴の内側は、土踏まずの部分を支える構造になってないとまずいです。

その構造が力学的に、背骨をS字型に保つのです。
人間の骨は色々な部分がS字型になっているんですよ。


日本古来の履き物である、わらじや地下足袋といったものは、鼻緒の部分がポイントなのです。靴とは違う力学構造になっているので、底が平らでも、底が薄くても、土踏まずの部分はS字型に保たれていて、長時間履いていても疲れないのです。ただし、アスファルトなど硬いものの上では駄目ですね。
昔は道路がもっと柔らかかったのでしょう。

このわらじや足袋の伝統を、違う力学構造を持つ靴にあてはめて作ってしまったので、日本の靴はやばいのが多いみたいです。



ポイント2,
ソールは、必ず有る程度の厚みがなければいけない!!

ソールが薄い靴も、長時間履いてると、めちゃめちゃ疲れます。
だから、ランニングシューズも止めた方がいいですよ!!
あれは走るためのものだから!!

底の厚さはクッション性の問題です。特にアスファルトやコンクリートの上を歩く場合には、骨に直接響きますので、クッションが絶対必要です。

そんなわけなので、日本で普通に売られてる靴のほとんどは、構造的にダメダメです。


イタリアの優れた靴は本当にスゴイです。これは、履いてみないと絶対に解りません。
僕も最初、半信半疑だったのですが、履いて使ってみると、全然レヴェルの違うものだということがすぐ解るはずです。(足型が合わない人も多いと思いますが...)

と、いうわけなので、今、どんなに見かけがいけてるスニーカーやブーツがショップのウインドーを飾っていても、一度これらを手にした人達は、そのほとんどに興味が無くなってしまいます。
だって疲れ方が全然違うんだもん!!

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