EXHIBITION 03 衣服が芸術として認められる日
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今回はインターナショナルデザイナーのセレクトショップINTERACTIVE CLOTHINGの開店2周年を記念して、衣服を特集します。
INTERACTIVE CLOTHINGは、
いわゆるモード(流行)やファッションという通常の文脈から距離を置いた、ARTや彫刻(造形)や哲学や心理学に比重を置いた
「時間が経っても価値が保たれている一過性でないもの」や
「人の心や身体に変容をもたらすような美しさや繊細さや力強さ」
「いたずらに流行を作りだし、環境への負担をかけないこと」
等を目的とした活動を行っています。
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このショップを始めたのは、数年前にイタリアに行った時にイタリアの洋服の立体的で彫刻的な美しさに感動したことと、その後ベルギーのアントワープに通ううちに、ベルギーのデザイナーのコンセプチュアルで詩的で背景にアートの影響がある衣服に「衣服やモード以上のもの」を感じたからです。
デザイナーの作品は常に解体と再生の繰り返しなので、一番新しいコレクションがいつも一番優れているわけではありませんよね。
もちろん、商売的には常に新しいものを作って売るしかないわけですが、本当に優れた作品は、ただモードとして一時的な流行として消費されていってしまうには、あまりに惜しいものです。
実際にミケランジェロやジャコメッティ、船越桂やイサムノグチ等の一部本当に優れた彫刻家を除けば、ファッションの方が彫刻としての価値が高いものがあるのでは?と思ってみたりもします。
そんなわけで、最新流行や最新作にこだわらない、過去の作品や実験的試作品やサンプルなども駆使して、いいものだけをセレクトして、買いやすい価格にして売っていこうということで、INTERACTIVE CLOTHINGのショップが出来上がりました。
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03
美しさと、繊細さと、力強さと、少しの笑い(笑)
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06
日常にアートや美味や哲学がある幸せ
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