優れたシャツの選び方

最近カジュアル化が進んでいるせいか、シャツを着ている人が少ない。
しかし、優れたデザイナーやパタ−ンナーによるカッティングの違いで美しさに一番差が出るのが実はシャツなのではなかろうか?

ミニマリズムの時代が終わってまた装飾過多がトレンドになってきた昨今だけれど、やっぱり究極的に美しいと思うのは余計なものを排したシンプルなデザインだと思う。(そればっかりだとたしかに飽きるけどね)

そういうわけで、筆者の場合、街を歩いていて一番お洒落だなーと思う人、美しいと感じる人って、シルエットの美しいシャツを着てる人であることが多い。
だけど美しくシャツを着こなしている人ってかなり少ない。
女性で一番多いのは丈が短すぎる人。肩と二の腕がきつくてパンパンになっちゃってる人。
なんかバランスの悪い人が多い。

これはひとつには日本のサイズ規格の問題だと思う。
小さい女の人、手とか胴の短い人には日本の規格は合うけれど、そうでない人って結構多いもの、そういった人達にはサイズが合わない。無理に着てるとなんかおかしい。


メンズも同じ。大量生産ということを考えて万人向けの商品をつくると、結果的に大きい人に合わせた商品になってしまいます。
手の長さに合わせると胴回りがとんでもなく大きくなってしまったシャツを着てる人が目立ちます。
自分もなかなか合うサイズの服が無くって結局海を渡ってヨーロッパに行ったらあった(笑)
問題は、なぜか高価なデザイナーもののシャツしか似合わない、安い一般的なのは身幅が大きすぎてだめということ。

カッコヨクなったのはいいが、お金がかかってしょうがない。どうにかならないものか?
ってなことを考えてるうちに商売を始めてしまった、自分が着る為に...(笑)
だから、当店の商品は高くない。
そんなわけで、なんか似合う服が無いと思ってる手の長い痩せ形の人は当店の服を試してみて下さい。
きっとメチャメチャ似合う服が見つかるはずです。
(もちろん、痩せた人用ばかりではないのですが、シャツは万人向けになりにくいのは確かです)

美しいシルエットは全体のバランスと、どこを絞ってどこをふくらますか?後はS字ラインですね。
生地の柔らかさとシルエットの関係も大切ですね。
大体普通のメーカーはそういうことを全く考えずに違う生地でも全く同じ型紙を使ってしまったりしてるのです。後は有名ブランドのコピーを日本人用の型紙で作るとか(苦笑)細部はよく出来てるんだよなー、日本のシャツは、縫製とか...
でも着るとあれれ??というのが多いのです。
ヨーロッパのはボタンの付け方とかボタンホールとかがあまいのが多いんですけど、なぜか着るとカッコイイんですよね。
それが美しいものを作るテクニックというものです!!

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