contemporary creation+books
contemporary creation+communication development

人生をデザインするための本。

人間はなぜ学ぶのか?などという根本的なことを考えたことありますか?
僕はあります。高校受験の時に受験勉強する前に真剣に考えました。そして真剣に考え抜いた末に辿り着いたのは...
僕等が勉強するのは、一流と呼ばれる学校に入る為でもなく、一流と呼ばれる企業に就職するためでもなく、「人間は何一つ自分だけでは出来ない未熟な状態で産まれてくるからだ。」という事実に気付いたのでした。
僕等は好むと好まざるに関わらず、「学ばなければ生きてゆくことが不可能な存在」なのです。
だから、僕等は学び続けるのです。
このことは、恐らく人間という存在が生きていく、根本的な戦略なのでしょう。



単細胞生物や鉱物は「ほとんど完璧な存在」です。それらはほとんど変化することがありません。けれど、僕達人間は「ものすごく不完全な存在」なのです。
僕等は未完成であるが故に、変化することが出来るが故に、環境を世界を変えてゆくことが出来るし、自分自身をも変えてゆくことが出来ます。そうやって、人間は可変的に様々な環境に対して適応してゆくのです。
それは、言い換えれば、環境を、あるいは自分自身を致死的なものにしていくことも可能だし、逆に、環境や自分自身を豊かなものにだって出来る可能性を意味しています。

僕達は何も知ってなどいないのかもしれません。
けれど、近年の科学の発達が現在の知にもたらしているものは、かなりのことなのだというのも事実だと思います。

もっとクリエイティブに人生楽しむには、ただ楽しい本を読んでいるだけでも、ただ難しい本を読んでいるだけでもダメで、きっとそれらが合わさって、実際の行動や生活がもっと良くなって、それが心や身体や社会に良い影響を及ぼし、それがまた様々な利益を産んでいくポジティブな循環を作ることなのでしょう。

暖かい気持ちになったり悲しい気分になったり...時には未知の国や場所を旅したり、時には現実逃避、でもその後には世界の本質がちょっと分かったりする本の世界。
500円玉一枚、千円札一枚で、これほど豊かな可能性を見せてくれる、問題を解決させてくれるヒントを与えてくれるものを、僕は他に知らない。

だから、contemporary creation+では、本を紹介していきます。
人生や生活をデザインしていくのに必要な本、一見無駄に思えるけど、実は生活や心を豊かにする本。そんな優れた"とっておきの本"などありましたら、これを読んでいるあなたもぜひ紹介して下さい。

以下、現在のラインアップです。


ECO DEC http://www.ne.jp/asahi/ecodec/ep/

最新入荷

塩野七生「ルネサンスとは何であったのか」1,155yen tax in
ルネサンスの芸術は素晴らしい。だが、なぜあの時代にあれほどのレヴェルの芸術が産まれたのか?才能が溢れ出したのか? それは、政治・宗教・科学・芸術その他様々な方面の「知りたい・見たい」という探求の活動が引き起こしている。「人間は誰にでも現実の全てが見えるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていないのだ」(ユリウスカエサル) ルネサンスというのは本質を知り表現する人間の進化のムーブメントだったのだ。 (gento.m.a.t)


宮崎駿「風の吹く場所」 1,155yen tax in
正直な話し、これほど面白いインタビュー集は滅多にない。風が吹いているシーンを正確に描きたいと語るあたりなど特に秀逸。ものを創る際にちゃんと自然を観察しない人のいかに多いことか!!逆に漫画である利点を最大限に活用するのも忘れない。一本の映画、数十秒のカットにどれだけの労力と才能が必要なのか?そのクオリティーを維持するためには何が必要なのか?クリエーターにとっても、経営者にとっても考えさせられることは多い。(gento.m.a.t)

長谷川滋利「適者生存」735yen tax in
野茂や佐々木と比べ地味な感は否めない長谷川が(失礼!)どのようにしてメジャーリーグの一流ピッチャーになっていったのかの記録。超一流にはなれなくても一流にはなれる、そんな彼の能力は、一言で言えばアジャストメント(適応能力)である。スポーツ科学番組nanda(超面白い!)でもアキラかになったように、彼の発想力・問題解決能力はほんとスゴイ!!イチローになれる人はほとんど居ないが、長谷川になら...一般の人にも役立つヒントが詰まった本。(gento.m.a.t)

サントリー『洋酒マメ天国』(バラ) ALL 1,050yen(tax in)
トリスバーだけに置かれた雑誌「洋酒天国」の豆本版。かつてこんなに凝った宣伝グッズがつくられた時代があったのだ。1〜12巻が酒自体の話、13〜24巻が酒にまつわる話、25〜36巻が俗っぽい読み物(このサイズでヌードもありあなどれない)という構成で、読み終えると賢くなること必至。植草甚一、澁澤龍彦ら豪華メンツが参加。装画は当然アンクルトリスの柳原良平が担当。(ecodec)

重松清「流星ワゴン」 845yen tax in
重松清の数ある小説のなかでも傑作中の傑作。重松清の文章は一見シンプルではあるが、その抑制のきいた描写力、するどい観察眼において現在の日本ではトップレベルである。制御された文体はいま日本を賑わしている片山恭一など遠く足下にも及ぶまい。本書は父と子の物語を、非現実的な設定をかりながらも社会の現実を見据えた、とてもリアリティをもった作品に仕上げている。(t.k)

恩田陸「ライオン・ハート」 1,785yen tax in
時空を超えてくりかえされる愛するひととの一瞬の出会い。恩田陸の小説のなかでも出 色のラブスト−リーである本書は通常の恋愛小説にあきたらないひとにお勧め。ファンタジックな世界を感じとれるひとは、小説を読み終えたあと、きっとこころに何か残るはず。著者サイン入り。(t.k)

チャールズバクスター「世界のハーモニー」 2,100yen tax in
何度もアメリカン・ベスト・ショートスト−リ−ズに選出されている作家チャールズバクスター。最近長篇『愛の饗宴』が訳出されたことも記憶に新しいが、この短編集ではちょっと奇妙で、いびつで、風変わりな人物たちを非凡な描写力と類稀ない造型センスで描ききっている。アメリカの短編小説家と聞いてO・ヘンリ−やカーヴァーしか思いうかばないひと、是非ご一読を。(新刊書店入手不可)(t.k)

宮川淳「引用の織物」 9,450yen tax in
1975年に書かれた美術評論家・宮川淳による引用論。本書は美術から文学へとまたにかけ「引用」をめぐる手法を批評のレベルで呈示した。デリダやドゥルーズへの言及などポストモダンの息吹きもあつく伝わってくる。その文体の繊細なまでの美しさ、今読んでも決して古びていない先見性。本書は「引用」についてのすぐれた批評と同時にすぐれた引用集でもある。(絶版)(t.k)

イアン・マキューアン「ベッドのなかで」2,100yen tax in
たとえばマネキンに恋をして夫婦生活まで送ってしまう男の話。たとえば飼い主の女性へのあつい想いをかたる猿の話。たとえば。。。。イアン・マキューアンは類型的でない性愛の話を描き、類型的でない物語をあみ出した。本書は現代イギリスを代表する作家といってもよいマキュア−ンの代表的短編集であり、いまなお同時代的な感覚を有する作品集である。このシリーズの装丁、杉浦康平(新刊書店入手不可)(t.k)


イタロ・カルヴィーノ『まっぷたつの子爵』 945yen tax in
「文学のおくりもの」シリーズの一冊。人間は矛盾がある生き物だ。では、その矛盾(相反するもの)をまっぷたつにしたならば、完全なものになるのだろうか。その問いにイタリアの作家イタロ・カルヴィーノが取り組んだ小説。縦に割れた半身同士が決闘するシーン(ここの部分の記述は出色)は、実はわれわれが毎日行なっていることだと気付くと、ハッとさせられる。(ecodec)

ナット・ヘントフ『ペシャンコにされてもへこたれないぞ!』 1,050yen tax in
文学のおくりものシリーズ。“平和のための戦争”を考えるにあたり、いろいろなヒントを与えてくれる作品。登場する主人公たちは、われわれより遥かに真剣にこの問題を考えているからだ。自分が行かなければ他の誰かが行くだけということを知りながら、主人公は徴兵制に対して別の方向性を探す。父と子の語りが交互に入れかわる構成も、それ自体に意味があり興味深い。(ecodec)

リチャード・ヒューズ『大あらし』 1,050yen tax in
文学のおくりものシリーズ。屈強な船を規格外のハリケーンが襲い、あらわになっていく人間の本性を描く。“不幸中の幸い”という言葉をこれほど理解できる本はないのではないか。ハリケーンの目に入り、風は止んだものの、強風に閉じ込められた多数の鳥が船にとまるシーンは、ヒッチコックの『鳥』を思わせる。陸の場面では、海洋小説お約束の恋愛シーンもあり。(ecodec)

セシル・デイ・ルイス『丘の上のカシの木』 1,050yen tax in
文学のおくりものシリーズ。父親と暮らす箱入り娘の物語。まだ恋をしたことのない少女が、奔放な3人の若者たちによって恋に目覚めていく。いい意味で少女漫画的であり、最初は甘ったるいように感じるが、少し読みすすめると、鋭い描写によってそれは大きな勘違いだと気付くことになる。サリンジャー『ライ麦畑でつかまえて』が好きな人には特にオススメ。(ecodec)

草森紳一『鳩を喰う少女』 1,575yen tax in
新しい文学の紹介をかかげ、澁澤龍彦訳の『長靴をはいた猫』を筆頭に、『象は死刑』『電車で40分』など気になるタイトルが並ぶ、夢の王国シリーズの1冊。イラストにも力を入れているのが特徴で、今作は大橋歩が担当。収録されている7つの少女物語は2種類の下ネタが多いが、どうやら排泄と生殖行為が同じもので行なわれているかららしい。新刊書店入手不可。(ecodec)

鴨居羊子『わたしは驢馬に乗って下着をうりにゆきたい』 4,200yen tax in
チュニック・ラボラトリーで、下着界に革命をおこしたデザイナー鴨居羊子(元新聞記者)の自伝。その作品はいま見ても新鮮なので、気になる人はチュニック(株)のウェブをチェックすべし。「(ものを批評する側から離れ)金づちでも、ナベでもいい。ものをつくる方になりたかった」という鴨居氏のの言葉は、クリエイターには強くひびくはず。新刊書店入手不可。(ecodec)

ゴシニー『プチ・ニコラ』 1,575yen tax in
オリーブ少女(死語?)にも圧倒的な人気を誇る連作小説。ゴシニーの文章にサンペのイラストがマッチした全年齢対応の名作。かわいいフランスの小学生を主人公としながら、社会と家族の滑稽さを描いている。日本でこれに匹敵する子供が主人公の喜劇は、小林信彦のオヨヨ大統領シリーズ(こちらもオススメ)くらいしか思いつかない。このバージョンは新刊書店入手不可。(ecodec)

小林信彦『オヨヨ島の冒険』 945yen tax in
ちくま文庫版も品切れ化し、新刊書店では手に入らなくなった傑作・オヨヨ大統領シリーズの第1作で、少女ルミが活躍する子供向けのバージョン。ちなみにシリーズ全7作+番外編1作のうち、3作が子供向けの内容となっている。ドタバタ喜劇に傾倒した著者は、このシリーズにパロディ・笑いに関する知識をあますことなく詰めこんだ。表紙イラストは弟の小林泰彦。(ecodec)

小林信彦『オヨヨ大統領の悪夢』 1,260yen tax in
オヨヨ大統領シリーズの番外編。オヨヨ大統領が現実世界にあらわれ、作者である小林信彦にオヨヨ大統領の伝記を書くように脅迫しにくるという設定。シリーズ後半同様ドタバタはひかえ気味で、実験しながら楽しく書いている雰囲気が感じられる。ちなみに表紙の侍は新選組の沖田総司。推理小説をもとに完全犯罪にトライするところはおかしみと読みごたえ抜群。(ecodec)

いしかわじゅん『漫画の時間』 1,050yen tax in
漫画評論の金字塔。特に冒頭の“漫画の読み方”の論説は、批評としては王道なんだけども誰も言わない(言えない)がために目からウロコで、とても痛快である。大友克洋と池上遼一の表現力の差をこれほどわかりやすく書ける人は他にいないのではないか。漫画家でも本書をもっている人は多い。本人に『週刊アスキー』の取材で会ったことがあるのだが、ナイスガイである。(ecodec)

レイモンド・カーヴァー『ぼくが電話をかけている場所』 630yen tax in
村上春樹が翻訳を担当したことによりブレイクした、レイモンド・カーヴァーの短編集。後に明らかになるのだが、カーヴァーの初期の作品は、担当編集者にかなり手を入れられており、編集者の作品といったほうがよいものもあるようだ。本書に収録されている「出かけるって女たちに言ってくるよ」はまさにそれの典型的なもの。でも傑作なのである。新刊書店入手不可。(ecodec)

坂田明『ジャズ西遊記』 1,050yen tax in
山下洋輔トリオのアルト・サックス奏者のエッセイ集。文章も実にフリージャズっぽいのだが、下手な作家が泣いて逃げ出すくらいのいい文体を披露。ちなみに山下洋輔もピアニストなのに名文家で、著作も多い。収録されている山下洋輔トリオでのポーランド遠征日記は、毎晩酒びたりなジャズメンの素顔が感じられて好感がもてる。装画は安西水丸。新刊書店入手不可。(ecodec)

サントリー『洋酒マメ天国』(全巻揃、専用本棚付)42,000yen tax in sold out

トリスバーだけに置かれた雑誌「洋酒天国」の豆本版。かつてこんなに凝った宣伝グッズがつくられた時代があったのだ。1〜12巻が酒自体の話、13〜24巻が酒にまつわる話、25〜36巻が俗っぽい読み物(このサイズでヌードもありあなどれない)という構成で、読み終えると賢くなること必至。植草甚一、澁澤龍彦ら豪華メンツが参加。装画は当然アンクルトリスの柳原良平が担当。(ecodec)

開高健 編『洋酒天国 33』 2,100yentax in
サントリー「トリスバー」で無料配布され、“夜の岩波文庫”と呼ばれたPR誌。サントリーの黄金時代につくられていただけに、無料とは思えないクオリティをほこり、現在でもリスペクトされている。バーで粋にマジックを披露しよう!! 今日から実践できる「マジック・オン・バー・カウンター」特集収録。グラビア「ヨーテンスコープ」は、K.みなみのヌード。(ecodec)

開高健 編『洋酒天国 39』 3,150yen tax in
サントリー「トリスバー」で無料配布され、“夜の岩波文庫”と呼ばれたPR誌。サントリーの黄金時代につくられていただけに、無料とは思えないクオリティをほこり、現在でもリスペクトされている。C・グリーン「エミリという名の鼠」(イラストはピーター・ランダ)収録。グラビア「ヨーテンスコープ」は柏木優子。表紙イラスト・柳原良平。サントリーバー印あり。(ecodec)

開高健『食卓は笑う』 630yen tax in
コピーライターでもあった作家の開高健が紹介する名ジョーク集。ディナーの席で披露することを前提としており、バカ話よりもエスプリが効いた話の方が多く、エロチック・ジョークが豊富なのも特徴。柳原良平、ロナルド・サール、加藤芳郎、ヴァージル・パーチらの見ただけでネタが理解できるイラストも出色。文庫版もあるが、この新書サイズは新刊書店入手不可。(ecodec)

田中小実昌『香具師の旅』 1,575yen tax in
レイモンド・チャンドラー、ハドリー・チェイスなどの名訳で知られていた、田中小実昌の短編集。直木賞を受賞した「ミミのこと」「浪曲師朝日丸の話」も収録。テキヤとして全国を旅した経験が存分に活かされており、文章にはテキヤの隠語がちりばめられている。アウトローな経歴をもつ作家(しかも東大中退)なので、ファン層は色川武大とかぶることが多い。新刊書店入手不可。(ecodec)

淀川長治『美学入門』 630yen tax in
「夜中の学校」シリーズの一冊。表現はややワンパターンだが、やはり映画を語らせるならダントツの年季をほこる故・淀川長治である。「映画は全部"愛"ですね」といわれると、そんな気がしてしまうから不思議だ。無論、愛についての論説が多い。本書では"五十歳で結婚理論"を展開し、愛と性の問題にもせまるが、著者に関する噂も考えると意味深か。新刊書店入手不可。(ecodec)

秋元康『トレンド学』 1,050yen tax in
「夜中の学校」シリーズの一冊。作詞・企画・構成で活躍する著者の論説は非常に実践的なもので、読めば明日からすぐ使える。広告代理店のコンサルタントの話を聞いているような気分にさせられるが、こういうことこそ学校で教えるべきだろう。自称恋愛の専門家だが、恋愛を"片目が開く""両目が開く"で語り、"恋は盲目"に疑問を投げかける部分は出色。新刊書店入手不可。(ecodec)

野田秀樹『非国語』 1,050yen tax in
夜中の学校シリーズ。劇作家の著者が、鋭いコトバ論を披露する。“あいうえお”から“はひふへほ”までをストーリーで(大和言葉的に)つないでいくくだりがあるのだが、見事な説得力。“祭りのあと”と“あとの祭り”はなんで印象が違うのか、差別語を禁止すること自体が差別ではないか、など、最初から最後まで読み応えあり。新刊書店入手不可。(ecodec)

佐藤雅彦 「全仕事」 3,045yen tax in
題名通り佐藤雅彦の全仕事を網羅する1冊。バザールでござーるや、だんご3兄弟だけでなく、サントリーPIKOにモルツも、湖池屋スコーンにポリンキーも、JR東日本も、みんなこの男の仕業でした!!(gento.m.a.t)

佐藤雅彦 「クリック」 945yenyen tax in
佐藤雅彦のアイデアを超短編に凝縮した1冊。いろいろな表現の元ネタとして読むのも面白い。
「2桁飛ぶと変な気持ち」他、その圧倒的な思考のセンスに脱帽する。初版本(gento.m.a.t)

佐藤雅彦 「プチ哲学」 945yen tax in
恐らく、現時点での佐藤雅彦本の最高傑作。読めば判るが、読みやすく・分かりやすく・面白く・そして深い。この本に匹敵する本を書ける人はほとんど居ないと思う。マスト 初版本(gento.m.a.t)

R.スマリヤン 「哲学ファンタジー」1,880yen tax in
あなたは、スマリヤンの「タオは笑っている」を読んだことがあるだろうか?あの本は間違いなく世界で最も面白い本の一つだと思うのだけれど、友人に貸したまま返ってこない。どこにも売ってないし...誰か見つけたら教えて下さい。この男の脳味噌は、たぶんどこか違う。頭がぐちゃぐちゃになる快楽を味わえる(笑)本。(gento.m.a.t)

立花隆「脳を鍛える」 1,050yen tax in
我々が学校で習ったほとんどは、実は19世紀までの科学でしかない。そして、重要な科学的発見の多くは20世紀に起きているのだ。最新のまともな頭脳になりたかったら、大学など行かずに、まずこれを読んだ方が良い。最新科学の入門書としてとても判りやすいオススメの本。この本の議論の前提が判らないと21世紀の人間としては、かなりやばい。(gento.m.a.t)

イリヤプリゴジン他「生命論パラダイムの時代」 1,890yen tax in
散逸構造理論でノーベル化学賞を受賞した20世紀最大の知の巨人プリゴジン博士を中心に語られる知のパラダイム(枠組み)の転換。正直、博士の本は無茶苦茶難しいのだが、これは他の人が平易に解説しているので分かりやすく読める。21世紀の知の大前提が語られる刺激的な本。(gento.m.a.t)

JOSEPH BEUYS フジテレビギャラリー1993のカタログ 2,940yen tax in sold out
社会彫刻という概念を掲げ、自らが生きて社会と関わっていく全てが芸術(彫刻)であるという考えを基にして数々の「作品」を産み出した20世紀における最も重要なアーティストの一人。A.F.VANDEVORSTはボイスに影響を受け赤い十字をトレードマークに採用した。
「わたしのオブジェは彫刻、あるいは美術全般のについての考え方を変える刺激剤と見るべきだ。」「彫刻とは何でありうるか、そしてどうすれば彫刻を作るという概念を誰もが用いる見えない素材にまで拡げられるかについて、いろいろな考えを引き出すものでなければならない」(gento.m.a.t)

H.シュッタヘルス 「評伝 ヨーゼフボイス」2,730yen tax in
ヨーゼフボイスという20世紀に生きた芸術の巨人の生い立ちから創作の過程まで辿る伝記。
「わたしたちはどのようにして自分の考えを形作っているか」「わたしたちはどのようにして自分の暮らす世界を構想し、形成しているか」「ほとんどの作品はあらゆる化学反応(腐敗、発酵、乾燥...)の過程の中にある。全てが変化しつつある。わたしが彫刻を仕上げて固定したものにしないのはそのためだ」人間活動の理想を目指す自由で創造的な活動すべてが、ボイスのいう「社会彫刻」だった。  (gento.m.a.t)

JAN VOSS 「ヤンフォス レターブック」2,625yen tax in
オランダの画家ヤンフォスのリトグラフによるレターブック。A-Zと.?などのアルファベット(レター)が有り、全部図柄が違うというコレクターにはたまらない逸品。デヴィッドカーソンやTOMATOのグラフィックも格好いいが、フォスのアナログのざらっとした手触りのグラフィックは、他の追随を許さないほど格好いい。サイン入 (gento.m.a.t)

BILL HENSON 6,090yen tax in
オーストラリア人フォトグラファー、ビルヘンソンの写真集。ダークで美しくスピリチュアルなそのイメージは、音楽で言うとモグワイやゴッドスピードユーブラックエンペラー等のサッドコアのムーブメントに通じるものがある。世界の果ての狂気と美しさを知る人だと思う。 (gento.m.a.t)

YOUNG BELGIAN FASHION DESIGN 3,780yen tax in
ラフシモンズやブランキーノ絶頂期の時代のベルギー若手有力デザイナーの特集。
今思い返して見ても、当時のA.F.VANDEVORSTやVERONIQUE BRANQUINHO,RAF SIMONS 等...最高のデザインだったと思います。もう当時の商品は、残念ながらほとんど残っていませんが、せめて写真で手元に置いておきたいです。 (gento.m.a.t)

現代オランダデザインの今「プロダクトからファッションまで」3,150yen tax in
2000年にリビングセンターOZONEで行われた「ユトレヒト・セントラルミュージアム展」のカタログ。一世を風靡したドローグデザインからファッションまでを網羅した近年最高の展覧会の一つだったと思います。ファッションでは、ヴィクターアンドロルフを始め、SOのアレキサンダーヴァンスローブ、サスキアヴァンドリムレン等、オランダを代表するデザイナーの作品の圧倒的な実力にノックアウトされました!!が、その後のダッチファッションは何処へ行ってしまったのでしょうか?心配です。(gento.m.a.t)

No.MAGAZINE "A" 2,310yen  tax in sold out
ベルギーファッション界の重鎮ウォルターヴァンベイレンドンクが手掛けるアート・カルチャー系雑誌。
A-Zまで刊行予定で、毎回キュレーターが変わる。記念すべき創刊号のAはオリヴィエティスケンスが手掛ている。アントワープファッションの実験的試みが随所に出ているファッション好き必須の雑誌。(gento.m.a.t)

No.MAGAZINE "B" 2,310yen tax in
ベルギーファッション界の重鎮ウォルターヴァンベイレンドンクが手掛けるアート・カルチャー系雑誌。
A-Zまで刊行予定で、毎回キュレーターが変わる。創刊第二号のBはベルンハルトウィルヘルムが手掛ている。ファッションよりもイラストが多い構成だが、いかにもベルンハルト!!な号に仕上がっている。ファンには必須のアイテム。(gento.m.a.t)

No.MAGAZINE "E" 3,675yen tax in
ベルギーファッション界の重鎮ウォルターヴァンベイレンドンクが手掛けるアート・カルチャー系雑誌。
A-Zまで刊行予定で、毎回キュレーターが変わる。今回はヴィクターアンドロルフの特集。ヴィクター達のやった数々の実験・舞台が網羅されている。パリ装飾美術館での回顧展に行ってきたが、とにかくスゴイ展覧会だった!!その内容・規模から考えて、この雑誌も「歴史的な」雑誌になるに違いない。(gento.m.a.t)

CASA BRUTUS VOL.15 2001/06  930yen tax in
デザインとは何か?真摯にデザインを求道するエンツォマーリのインタビューを収録。「私は人間とは何か、芸術とは何かを理解するために仕事をしている」「プロジェクトとは生と死の問題である...今や全てがおちゃらけで、みやげものになり、ファッションになり、売れるデザインが成功とされる..美は遊びではなく神との対話なのだ」(gento.m.a.t)

L.アームストロング「ただマイヨジョーヌのためでなく 1,260yen tax in
自転車のチャンピオンがなぜ「アームストロング」??笑 それはともかく、末期癌に冒されながら、自らインターネットで最適な医者と治療法を探し、生存率数パーセントの病気と闘って生還し、世界一過酷なレース、ツールドフランス4連覇という偉業を成し遂げたこの男。スゴイ、スゴ過ぎる...人間やろうと思えば何でも出来るかもしれないと思わせる本。 (gento.m.a.t)

マークハーツガード「世界の環境危険地帯を行く」 1,890yen tax in
環境問題って巷で言われているほど深刻なのか?深刻じゃないのか?その目で確かめようと世界中を旅したジャーナリストの記録。自分の目で見、肌で感じたものだけが持つ説得力があってスリリングだし、ほんと、色々考えさせられる本。オススメ!!(gento.m.a.t)

駒澤敏器 「街を離れて森の中へ」1,365yen tax in
この人の本はほとんど全てが面白い!!自然・人間・音楽 等 フィールドワークによるものごとに対する深い思索と優しい視線、美しい文章、全て素晴らしい!!が、「伝説のハワイ」「ミシシッピは月まで狂っている」も、みんな絶版で買えない...誰か見つけたら教えて下さい!!こういう良質な本こそ重版すべきでしょ。(gento.m.a.t)

駒澤敏樹「地球を抱いて眠る」 1,365yen tax in
サンフランシスコの禅寺にはまる人達、イルカに夢を見る人達、オーストラリアのヒッピーコミューンのなれの果て...等々を取材、精神世界と現実世界のきわどい境界線をフィールドワークする旅。「普通の人は開けてはいけない扉を開けてはいけないのだ」と言う僧侶の言葉が心に残る。 (gento.m.a.t)

ADBUSTERS 1,470yen tax in
カナダの社会派ドキュメンタリー作家カルラスンが立ち上げたカルチャージャミングの雑誌。「マクドナルドのビッグマックは52%脂肪です」等の広告を作ってテレビ局に持っていき、放送してくれるように頼む(笑)など、環境破壊や人格の荒廃をもたらす企業広告をおちょくる等、刺激的な内容とデザインで、活動家やミュージシャン、デザイナー等に絶大な支持を受けているカリスマ的な雑誌。日本では通常の書店入手不可。(gento.m.a.t)

ティムオブライエン 「本当の戦争の話しをしよう」1,260yen tax in
「本当の戦争の話しとは、戦争の話しでは無いのだ」「本当の真実とは本当に起きたことなのか?」「本当の勇気とは何なのか?」ベトナム戦争に従軍したオブライエンがどこまでも真剣に考え語る、胸にせまる傑作短編集。「私は卑怯者だ、私は戦争に行ったのだ」いつまでも読み継ぎたい1冊。(gento.m.a.t)

J.S.ブリザール、G.ダスキエ「ぬりつぶされた真実」 1,260yen tax in
なぜアメリカはアフガンとイラクを攻撃したのか?一つ確かなことがある。それは、ブッシュ政権の中枢、チュイニー副大統領、ライス補佐官等ほとんどの人々は石油会社の重役出身なのだ。911テロと中東の戦争の裏を解き明かすジャーナリズムの真髄。(gento.m.a.t)

アンヌモレリ「戦争プロパガンダ10の法則」 840yen tax in
戦争とは常にこうした嘘の情報(広告)で起きる。分かっていながら騙されるいつもの手口を解説した本。僕達はイラク戦の前に、大量破壊兵器が何処かに運び出されるらしき映像を見たはずだ。今、この映像は「やらせ」だったと誰でも判る。でも、当時この映像を本気で疑った人がどれだけ居ただろうか?(gento.m.a.t)

E.W.サイード「戦争とプロパガンダ」 840yen tax in
ニューヨーク在住だったアラブ人、故E.W.サイードが語るアメリカとアラブとニューヨークと戦争・テロに関するエッセイ。どちらの側にも立ち、どちらの側にも立てない彼が、本当は何が起きているのか?を問いかける。 (gento.m.a.t)

デブラ・ニーホフ「平気で暴力をふるう脳」 1,740yen tax in
平和のデザインを考えるにあたり、絶対に読んでおきたい一冊。暴力は遺伝だけで決まるのでもなく、環境だけで決まるのでもなく、両者が相互に作用して脳の仕組みが損なわれていくプロセスによって起きる。その仕組みを最新の科学の知識によって解き明かしていく。アメリカという国は実にしょうもない国だが、このような優れた書き手がいるというのもまたアメリカである。希望は残る。(gento.m.a.t)

ポールオースター「リヴァイアサン」1,890yen tax in
自由の女神像を破壊し続ける「自由の怪人」という男の話し。テロリズムの小説として読むことも出来るし、人をどこかで決定的に損ねてしまうものが何か?という話しともとれる。けれど、そんなこととは無関係にただものすごく面白いのはなぜ??「ムーンパレス」以降のオースターの最高傑作だと思います。(gento.m.a.t)

ポールオースター「偶然の音楽」 1,890yen tax in
ギャンブルで全てを失った男が負債を精算するためにただひたすら石を積み上げるという話し。ニューヨーク3部作のころから現代美術にとても近い著作を書いてきいたオースターだが、これはその中でも最もコンテンポラリーダンスに近い作品。(gento.m.a.t)

ポールオースター 「空腹の技法」 2,100yen tax in
オースターの書評や詩、そしてインタビュー集。
「でも、結局私の作品に一番影響を与えているのはおとぎ話し、つまり物語を声に出して伝える伝統だと思う。」「我々はたしかに一人で生きている。だがそれと同時に、現在の我々を構成する全ては、我々が他者によって造られたという事実からうまれてきている。」(gento.m.a.t)

ポールオースター「トゥルーストーリーズ」 2,100yen tax in
オースターの売れない極貧の時代を中心に語る自伝。成功した芸術家の語るこういう貧乏話しを聞くとなぜか元気が出る。ありそうも無い確率で偶然に起きた本当の話しが随所に出てくるが、おそらく偶然とは、かなりの部分「必然的に」起きるのだろう。その確信がオースターのストーリーの核になっているに違いない。面白い!! (gento.m.a.t)

三島由紀夫「音楽」315yen tax in
この作品の”音楽”とはオルガズムのことである。
単純に読み物として面白いのは勿論、兄妹間の近親相姦という三島が最も甘美だとする行為を描く中にもいくつもの心理学用語やフロイトの精神分析法を登場
させ、それらがことごとく失敗していくというストーリーは(人間の感情の墓場に土足で足を踏み入れるような)精神分析という学問への三島なりの批判も
多々に含まれる作品となっている。 (saori)


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INDEX

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IDEA

世界を構成する根本的な原理が知りたいと思う。(かなり本気 笑)